鉄道模型(貨車)2

鉄道模型(貨車)2

鉄道において貨物を輸送するための列車(貨物列車)に用いられる車両のことを貨車と呼びます。
河合商会は、鉄道模型メーカーの中でも、一、二を争うほど貨車を豊富に取扱っています。

無蓋車

無蓋車

無蓋車は屋根がなく、側面は幌のないトラックとほぼ同じで、連結部は上角なしの6角形になっています。
主な用途は砂利、木材などの雨に濡れてもかまわない積荷を運ぶのに用いられます。
石灰石専用車・石炭専用車といった用途によって使い分けられています。

ホッパー車

ホッパー車

ホッパー車はホッパ型の荷台を取りつけた貨車のことです。
ホッパとは、粒状のものを下に落とすための漏斗型の装置のことで、ホッパ車の積荷としては石灰石などの各種鉱石、砕石、セメント、小麦など、粉状や粒状のものです。
これらを袋詰めなどにせず、ばらの状態でホッパ車に積み込み、目的地に着いてからホッパ車の下部にある取り出し口を開け、中のものを取り出すことができます。

冷蔵車・冷凍貨車

冷蔵庫・冷凍貨車

冷蔵車による輸送は定着しつつありましたが、一方で、冷却が十分ではないこと、ほぼ常に濡れた状態で使用されるために腐食によって車両の寿命が短いことなど、冷蔵車に対する様々な問題点も指摘されるようになりました。
そして、重保冷の冷蔵車が計画され、冷蔵能力の高い車両で、冷凍品の長距離輸送を可能にしました。

車掌車

車掌車

車掌車とは、事業用貨車の一種で、車掌が乗務する車両です。
貨物は積載せず、主に貨物列車の最後尾に連結されていました。
かつて、鉄道貨物輸送の最盛期であった1970年代まで、国鉄の貨物列車の最後尾には一部の例外を除いて車掌車あるいは車掌室を持つ緩急車が連結されていました。